マーケティングニュース, 2026年10月22日: FacebookとInstagramの広告が値上がり

Metaは10月21日、FacebookとInstagramの広告表示単価が前年比で14%上がった一方、表示回数は10%しか増えていないことを明らかにしました。同じ日にGoogleはGoogle広告の自動入札の学習期間を正確に示しました。YouTubeは、さらに4か国のクリエイターがAliExpressの商品をアフィリエイト販売できるようにしています。
今日のテーマ:Metaの広告は表示回数の伸びより速く値上がりしている
FacebookとInstagramを運営するMetaは、2026年10月21日に第3四半期の決算を発表しました。売上高は646億ドルで、前年同期より26%増えています。このうち630.6億ドルが広告によるもので、会社全体の収入のほぼ98%にあたります。つまりMetaの決算は、実質的には「広告主がフィードの枠にいくら払ったか」の報告です。
決算のポイントは2つの数字に集約されます。広告1回あたりの平均表示単価は世界全体で14%、米国とカナダでは23%上がりました。表示回数は10%の増加で、Metaがグラフに載せている直近5四半期の中で最も遅い伸びです。1年前は表示回数が14%伸びていました。減速が最も大きかったのはアジア太平洋地域で、23%から14%に落ちています。ざっと計算してみました。表示回数の1.10倍に単価の1.14倍を掛けると約1.25になります。売上の26%増は、ほぼこれで説明できます。
広告枠があまり増えない理由は、利用者数を見ればわかります。2026年9月のMetaのアプリの1日あたり平均利用者数は36.4億人で、前年比わずか3%増です。人はほとんど増えず、フィードも増えないのに、1回の表示に払う金額は上がっています。Metaは第4四半期の売上を730億ドルから760億ドルと見込んでおり、これは第3四半期より13%から18%多い数字です。第4四半期には11月のセールが含まれます。会社自身が、その時期の広告は高くなると織り込んでいるわけです。
広告主はどうすればいいか。11月と12月のメディアプランで、CPM(1,000回表示あたりの単価)と1件あたりの獲得コストを計算し直すことです。特に米国向けは要注意です。昨年のデータをもとに米国のCPMを10ドルと置いていたなら、23%上がれば12.30ドルになり、同じ予算で表示回数は19%減ります。予算は入札が安いところへ移す意味があります。同じ表示からより多くのクリックを生むクリエイティブや、単価の上昇が小さい地域です。
その他のニュース 2026年10月22日
Smart BiddingはGoogleの広告管理画面にある自動入札機能で、コンバージョン目標に合わせてAIが入札額を決めます。以前のヘルプには学習期間の正確な日数がありませんでしたが、今回7日という上限と、何が学習を引き起こすかの詳しい説明が加わりました。学習中のステータスが表示されるのは3つの場合です。入札設定を新しく作成したか再度有効にしたとき。キャンペーン、広告グループ、キーワードを追加または削除したとき。コンバージョンの目標やアクションを大きく変えたとき。Googleによれば、予算、目標値、クリエイティブ、地域やオーディエンスや言語のターゲティングを変えても、履歴が消えたり学習が始まったりすることはありません。ステータスが出ている間も広告は通常どおり配信されます。Search Engine Roundtableが報じました。広告主にとっては、セール前でも予算は安心して動かしてよく、キャンペーンの組み替えはピークの少なくとも7日前までに終えておくべきだということです。
Performance MaxはGoogle広告のキャンペーンタイプのひとつで、検索、YouTube、Gmail、ディスプレイネットワークに同時に配信され、広告はアセットグループ(見出し、説明文、画像、動画)から組み立てられます。これまでは見出しや画像を差し替えた効果を把握するのが難しく、すべてがキャンペーン全体の数字に埋もれていました。新しいスイッチはアセットグループの中にあり、名前は"Save and test asset group changes"です。見出し、説明文、画像、動画の変更が成果にどう影響したかを測れます。ある広告主が自分のアカウントで見つけ、10月20日にSearch Engine Land、21日にSearch Engine Roundtableが取り上げました。Googleは公式には発表していないので、まだスイッチがないアカウントも多いはずです。表示されているなら、Performance Maxのクリエイティブはテスト経由で、1回に1か所ずつ変えてください。そうしないと何が効いたのかわかりません。
Merchant Centerは、ショップがGoogleショッピングや商品広告に商品を登録するための管理画面です。速い配送に対応した商品には、検索結果で"Free 3-day"や日付入りの"Get it by"のような表示が付きます。この表示はオーストラリア、カナダ、インド、日本、英国、米国で使えます。ヘルプ自体は以前からあり、条件は書かれていましたが、国別の基準はありませんでした。新しい基準は次のとおりです。日本とニュージーランドは1日、インドは2日、オーストラリア、カナダ、英国、米国は3日、ブラジルは4日。検索結果の"Get it fast"フィルターは今のところ米国でしか動いていません。Merchant Centerに登録する速い配送の日数と料金は、サイトに書いてある内容と一致している必要があります。Search Engine Roundtableが報じました。これらの国で販売しているショップは、11月までに自社の配送日数を表と照らし合わせておきましょう。日本は基準が1日と最も厳しいので、特に注意が必要です。
YouTube Shoppingのアフィリエイトプログラムは2022年から続いていて、クリエイターは動画で商品をタグ付けし、売上から手数料を受け取ります。AliExpressとの提携は2026年3月に韓国で始まり、今回さらに4か国に広がります。クリエイターはチャンネルの管理画面であるYouTube StudioでAliExpressの商品を直接選び、通常の動画、ショート、ライブ配信でタグ付けできます。YouTube Shoppingのプログラムには1,300,000人以上のクリエイターが参加しており、プログラム経由の商品流通額は2年で13倍になりました。YouTubeによると、商品タグは説明欄の普通のリンクの2倍以上クリックされます。10月21日にSocial Media Todayが詳しい解説を出しました。これらの国で商品レビューを撮っているクリエイターは、StudioにAliExpressのカタログが出ているか確認し、説明欄のアフィリエイトリンクをタグに移すといいでしょう。
Search Engine Roundtableによると、SEO界隈での話題は24時間で異例の水準まで増えており、さまざまな兆候から未確認の検索アップデートが進んでいると見ています。10月だけでこうした波は2回目で、前回は10月16日に同誌が記録しています。筆者は、外部の順位チェックツールがまだ不具合を抱えている可能性があり、そのグラフを鵜呑みにはできないと断っています。サイト運営者にとってのルールは2つです。トラフィックはツールではなく、検索からの表示回数とクリックを示すGoogleの無料レポートであるSearch Consoleで確認すること。そして変動の最中にページを書き換えないこと。修正のタイミングが順位の変動と重なると、どちらが結果を生んだのか後からわからなくなります。
1本目の"Control what you share with Google Search"は、サイトの一部を検索に表示させない方法を説明するページです。Googleはここに既存のツールの一覧を加えました。ページのインデックスや説明文の表示を禁止するrobotsメタタグ。検索結果の説明文から特定の部分を隠すdata-nosnippet属性。PDFなどのファイルに同じことをするX-Robots-Tagヘッダー。そして、サイトのコンテンツを検索の生成AIでどう使わせるかの個別の管理です。2本目はURLの作り方のルールで、URL内のハイフンに関する項目が更新されました。新しい仕組みが導入されたわけではなく、Googleは既存の設定を1か所にまとめただけです。同じ日にSearch Engine Roundtableは、AIクローラー向けのrobots.txtのルール、絵文字、国際的なURLについてのGoogleの回答を取り上げました。自分のサイトからGoogleのAI回答に何が使われるかを制限したいなら、その手段は今では1ページにまとまっています。
アーカンソー州のAdFuryは、リテールメディア(店舗やマーケットプレイス内の広告)向けソフトの開発会社です。同社は、ブランドの既存の商品説明からWalmartの商品ページ用コンテンツを作るツールを出しました。AdFuryは最大75%の時間削減と最大40%のコンバージョン向上をうたっていますが、算出方法は公表していません。つまりプレゼン資料の数字であって、検証されたデータではありません。Amazonとの連携は開発中です。サンフランシスコで人の行動をモデル化しているスタートアップのVectorialは、300万ドルのシード資金を調達しました。B2Bマーケティング向けサービスのDemandbaseは、Gartnerの予測を引用しています。2028年までに、B2B購買の90%でAIエージェントが仲介役になるというものです。DemandbaseのエージェントはAPIとMCP(外部サービスをAIアシスタントにつなぐプロトコル)で使えるので、マーケターは自分のアシスタントから呼び出せます。
広告主、ショップ、サイト運営者がやるべきこと
- Google広告では、予算や目標CPA、目標ROASは安心して変えてください。新しいヘルプによれば、これで学習はリセットされません。新しい入札設定、キャンペーン構成の組み替え、コンバージョン目標の変更は、セールのピークが過ぎてからにするか、遅くともピークの7日前までに終えましょう。
- 11月と12月のMeta広告のCPMを計算し直してください。表示回数は10%増ですが、単価は14%、米国とカナダでは23%上がっています。予算は、入札が安いクリエイティブや地域に移しましょう。
- Googleショッピングに出しているショップは、Merchant Centerの新しい表と配送日数を照らし合わせてください。日本の基準は1日、米国、カナダ、英国、オーストラリアは3日です。管理画面とサイトの数字が一致していないと、速い配送の表示は付きません。


